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「さて、ミツビシの新しい試みはどうだろう?」- 三菱自動車のブランド発信拠点『MI-Garden GINZA』がオープン!

2019年9月25日更新

ブランドショップが軒を連ね、多くの人々でにぎわう銀座。最近では海外からの訪問者が急増し、まさに世界の目抜き通りの感がある。その銀座の中央を貫く銀座通りの一角に、9月12日(木)、三菱自動車工業株式会社(以下、三菱自動車)のブランド発信拠点『MI-Garden GINZA(マイガーデンギンザ)』がオープンした。

クルマのショールームといえば、展示車両・大型スクリーン・イベントスペースなどから構成され、整ってはいるがいま一つ面白みに欠ける……そんなイメージが定着しつつある。そろそろショールームの既成概念を変えるような場が提案されるべきではないだろうか。

「さて、ミツビシの新しい試みはどうだろう?」

そんな思い込みを胸の内に抱きつつ、銀座通りを行くと、二丁目の交差点近くにブラックの装いにガラス面を大きくとった、シンプルな建物が見えてきた。『MI-Garden GINZA』である。



三菱自動車のロゴは建物上部にさりげなく配されており、店頭にクルマなどの展示もない。ドア脇に飲食メニューの三角看板が立っているので、ここが三菱自動車のブランド発信拠点だと知っている人でなければ、新しいカフェだと思うだろう。



入り口を入ると飲食をオーダーするカウンターがある。そして、天井の高い吹き抜け空間の壁に沿ってテーブル・イスが配されている(2階にもテーブル・イスがあり、飲食可)。



この飲食サービスは、ニュージーランド発のコーヒーロースター『Allpress Espresso(オールプレス エスプレッソ)』とのコラボレーションで運営している。
クルマのショールームでも飲食サービスはあるが、『MI-Garden GINZA』のスタイルはちょっと違う。
ここでは、「お茶、しよう」が先で、クルマは後に段取られている。
メニューもかなりの充実度だ。

【CAFE MENU】(一部)

フラットホワイト(Hot)530円(税抜き、以下同様)



ロングブラック(Ice)480円 ※Hotも有



バナナケーキ(エスプレッソマスカルポーネクリーム添え)700円



ベジタブルプレート1200円



【DINNER MENU】(一部)

カマンベールチーズフォンデュ 1180円



NZ産ラムチョップ2P 1480円



NZ産クラフトビール、NZ産ワインなどのアルコール類も取り揃えている。



ざっと、こんな具合である。
価格は銀座にあってリーズナブルな部類になると思うが、クオリティは落としていない。おもてなしのための飲食サービスをショールームに付帯させているのではなく、「銀座の一角で、カフェとしてやっていく!」という潔さを感じた。今後も、ぜひ美味しさとサービスに磨きをかけて、カフェとしての存在感を増してほしいものだ。



『MI-Garden GINZA』のもう一つの特徴はガーデンである。
英国のタウンハウスのように建屋の裏にガーデンを配した造りで、周囲に植物を配し、内側は青々とした芝の空間が広がる(芝は人工芝だが、それゆえに見た目の緑は美しい)。



建物と芝との境に、パラソル付きのテーブルセットがある。先の飲食メニューをオーダーし、ここに持ってきてくつろぐこともできる。銀座の一角で、アウトドア気分が味わえるとは……もしかしたら、ここが『MI-Garden GINZA』の特等席かもしれない。

「ところで、クルマはどうしたの?」

そんな声が聞こえてきそうなので、クルマ関係の情報発信要素もご紹介しよう。



建屋に近いガーデンの一角に、美しいレッドダイヤモンド・カラーが映えるアウトランダーPHEVが一台置かれている。そして、近くのテーブルにはいくつかの家電機器もある。



これによって、アウトランダーPHEVが備える給電機能を活用したアウトドアの楽しみ方をデモするのだ。例えば、イベント開催時などに、暑いシーズンであれは冷たい飲み物やカキ氷、寒いシーズンであればホットな飲み物などを、アウトランダーPHEVに蓄えられた電気を使って家電機器を動かし提供する。

また、アウトランダーPHEVの背後には、太陽光発電のパネルとV2H充放電機器、家庭用蓄電池などがセットされている。これらと施設内のDDHコーナーはつながっており、三菱自動車が提案する、家庭向けの新しい電力使用パッケージサービス『電動 DRIVE HOUSE』を訴求するのだ。

DDHコーナー



太陽光発電で作り出された電気を、V2H充放電機器を介してアウトランダーPHEVの蓄電池にストック。アウトランダーPHEVの蓄電池にたまった電気を、V2H充放電機器を介してDDHコーナーに供給し、照明などをともしたり、モバイル機器の充電サービスを行う。

アウトランダーPHEVのこうした機能を目の当たりにしている人は、きっとまだ少数派だろう。
銀座を訪れ、『MI-Garden GINZA』をカフェとして利用した人がアウトランダーPHEVとDDHコーナーによって、もう目の前にあるクルマの未来を実体験すれば、電動車への共感は今よりもっと手ざわりのはっきりしたものになるだろう。『MI-Garden GINZA』発のリアルな体験拡散に期待したい。

以上、『MI-Garden GINZA』の主な要素をご紹介したが、コンパクトな施設ながらそこに盛り込まれた要素はこれだけではない。

まず、『MI-Garden GINZA』でもっともクルマのショールームっぽい場所は1階の展示スペース。オープンに際しては、2017年の東京モーターショーでお披露目された、電動SUVコンセプトカー『MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT』を展示(クルマの展示はタイムリーに変えていくとのこと)。



2階には、三菱自動車のオリジナルグッズを販売するコーナーがある。オリジナルウェアやオリジナルグッズなどを揃えており、これまで本社ショールームで販売していたグッズとは異なる。



2階の一角に設えられたリビングのような空間。『MI-Garden GINZA』の空間づくりにおいては“ゲストハウス”を意識したとのことで、ここは最もそのアトモスフィアを宿す場所となっている。



従来型のクルマのショールームとは、かなりコンセプトを変えた『MI-Garden GINZA』。
ガーデンを眺めつつ、エスプレッソ“ロングブラック”を口に含むと、ふとある想いが浮かんだ。
もし、こんな家に住んでいて、
もし、こんな庭があって、
もし、休日の朝、こんな風にエスプレッソを飲んでいるとしたら、
やっぱり、そこにはレッドダイヤモンドのアウトランダーPHEVがあるべき……なんだろう、と。

そして、そんなイメージを訪問者の中に生むことが、『MI-Garden GINZA』の新しい仕掛けなのではないかと合点した。(文:みらいのくるま取材班)

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