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クルマのトラブル「もしも」マニュアル

Vol.26 忙しいのに「うっかり」しがちな人は自動車保険の満期切れにご注意!(前編)

2018年2月14日更新

更新忘れ1web

【今回のやっちゃったストーリー】

昼夜交代制の勤務で忙しいXさん(26歳・看護師)。ときどき日にち感覚がずれてしまうのが悩みのタネだ。
よくやるのは、彼とのデートの約束の日の取りちがえ。彼から電話が入ってはじめてその日がデートだったと気づくことが多い。
「あれ、逢うの明日じゃなかったっけ? え、今日だった? わ、ごめん!」
彼は、そんなXさんの仕事事情にともなううっかりに慣れているので、そんなに厳しく責めはしない。いつも「しようがない。じゃあ、またこんどにしようか」という感じでやさしく許してくれる。
問題は、社会的な契約の期限をやり過ごすことがあることだ。これはときには取り返しがつかない事態を招く可能性がでてきてしまう。
一番最近やらかしたのは、自動車保険の満期日までの保険契約(更新)を忘れてしまったことだ。
じつはXさんは、なるべく保険料を安く済ませるために、これまでたびたび保険会社を変えてきている。そのため、いつも更新を自動的にはせず、満期日までに必ず代理店にいって新たな保険会社を選ぶか、現行の保険会社で更新するようにしてきた。
今回は、現行の保険会社で更新するつもりでいたのだが、なんと、うっかり、満期日をやり過ごしてしまったのだ。
約2ヵ月ほど前に保険会社から満期日を知らせる封書がきていて、満期日の1週間前ぐらい前には昼間に就寝しているときに代理店から保険をどうするかの問い合わせの留守電も入っていたので、「来週の水曜日が満期日だから、その日までには必ず更新にいこう」と強く意識はしていた。だが、その水曜日までは多忙な日がつづき、当日も夜勤明け。疲れと眠気のせいでXさんの頭のなかからは更新のことがすっかり抜け落ちてしまっていて、ハッと気がついたのは、代理店の営業が終わっている夜の9時すぎのことだった。
「やっちゃった……」
Xさんは、これまで7年間にわたって無事故できたために自動車保険は12等級になっていた。しかし、満期を過ぎたとなると、それもまっさらになり、また最初の6等級からの再スタートになってしまうかもしれない。
「あーあ、保険料の割引、なくなっちゃうのかなぁ……」
翌朝、Xさんは気落ちしたままのトーンで代理店に電話を入れた。
「あの、保険の満期日までに更新するのを忘れちゃいまして……。でも、また契約したいんで、来週にでも伺おうかと思ってます」
すると、代理店の担当者は声を大にしてこういった。
「来週でもいいんですけど、後半じゃダメです。遅くとも来週の火曜日までには絶対にきてください! 満期日を含む7日以内の更新だったら、Xさんの保険、これまでの等級のままで継続ができますから」
え、満期を過ぎたのに継続できるの? どういうこと?

満期日を過ぎると
等級と割引が無になる

Xさん、いくら忙しいからといって、今回のは、ちょっといただけないうっかりでしたね。

基本的に自動車保険は、1年ごとの満期日までに更新を行うようになっています。通常であれば、保険会社からの送付書類をもとに保険代理店と相談し、更新手続きをすればよいのです。
ただ、Xさんが過去に行ったように、保険料などを比較してあえて自動車保険を変える場合は、満期になる前に保険代理店に行って別の自動車保険に加入する手続きをするか、インターネットを介してのウェブ契約を結ぶか、いずれかの作業を行う必要があります。
いずれにしても、満期日は重要な期限なのです。

それが、もし、満期日をうっかり忘れ、契約(更新)しないでいるとどうなるか?
新たに保険契約をしたとしても、それまでの等級は引き継げず、また最初の6等級から再スタートとなってしまいます。つまり、まったく割引のない保険に一から入り直す必要がでてくるという、非常にもったいない話になってしまうのです。残念なことに……。

7日以内であれば
等級継続が可能

ただ、Xさんは、代理店の担当者から「満期日を含む7日以内の更新だったら、これまでの等級のままで継続できます」といわれました。
これはいったいどういうことなのでしょうか?

じつは、多くの保険会社は、満期日から1週間以内であれば、これまでの等級を引き継いだまま契約更新ができるという措置をとっています。おそらく満期日あたりの駆け込み更新が多くなると、事務的な手続きの遅れで期日が過ぎてしまう可能性があるため、それを防ぐために設けられたものと考えられますが、Xさんのような人にとっては、まさに地獄に仏のような救済措置となっているのです。

ほっ、よかったですね。

自動車保険の更新忘れ_1web

とはいえ、これはあくまで特例の救済措置のようなものです。忙しい人やうっかりが多い人は、「満期日から7日間は大丈夫」だなんて考えずに、しっかりと満期日までに更新のための行動を起こすよう努めてください。じゃないと、きっと満期日から1週間後の最終期限さえもやり過ごしてしまうことになること必至でしょう。
そうなったら、もう、救済は一切ありません。その点、どうかくれぐれもお気をつけください。
(後編につづく)

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